起業へ踏み出すこと

2015年06月26日

起業への最初の一歩、最後の一歩

ここで起業までのステップに注目しましょう。
起業希望者がいきなり事業主・経営者になることはできませんね。起業希望者はまず起業の準備に踏み出さねばなりません。これが最初の一歩です。そして起業準備の段階では、ビジネスモデルを考える、起業スケジュールをたてる、人脈を構築する、必要なスキルを獲得する、事業計画を立案する、資金を調達するなどやるべきことが多々あります。そしてそれらの準備が整ったところで、最後の一歩を踏み出して起業者となるのです。
起業者となるためには、最初の一歩から最後の一歩に至るまで自分自身の背中を押し続けなければなりません。
 

アファメーション、自分自身の背中を押し続けるために

人間は弱い生き物です。中には驚異的に強固な意志の持ち主もいますが、多くの人にとって意思を強固に保ち続けることは至難の業です。
そこで起業を希望していているけれど、なかなか一歩を踏み出せない方に、自分自身の背中を押し続けるための心理的スキルをご紹介しましょう。
それは「アファメーション」というスキルです。
 
アファメーションとは「断言」とか「宣言」という意味の英語です。アファメーションでは、なりたい自分、夢や目標を具体的に文章にします。そして繰り返しその文を自分自身に向けて読み聞かせます。そうすることで潜在意識に刷り込んでいくのです。その結果書いた文章の通り夢や目標を実現できるという方法です。
 

自分の未来(起業後の姿)を現在形、過去形で記述する

アファメーションの効果を発揮するためには少々工夫が要ります。それは、なりたい自分、夢や目標を未来形や願望の形で書くのではなく、現在形、過去形で書くということです。例えば、「私は画期的な製品を開発したい、そしてそれを販売する会社を興す予定だ」ではなく「私は画期的な商品を開発した。そしてその製品を販売する会社を経営している」と書くのです。
 
現在形、過去形で自分は既にその状態にあると断言するところに、アファメーションの意味があります。生真面目な人にとって、現実と違うことを言うのは抵抗があるかもしれません。でも気にすることはありません。何も他人に言うのではないのですから、気にせずどんどん自分に言い聞かせましょう。そしていい意味で「勘違い」をするのです。勘違いが定着すると理想と現実とのギャップに違和感を覚えるようになります。すると人はこのギャップを埋め違和感を解消しようと自然と行動を起こせるようになるのです。
是非実践してみてください。
 
さて今回は、起業に関するイントロとして、起業に向けて自分の背中を押すことについてお話ししました。次回以降は、もう少し具体的に起業前から起業後にやるべきことについてお話をしたいと思います。

エバーグッド・コンサルティング 代表 中小企業診断士/認定経営革新等支援機関  首藤愼一 執筆者紹介

エバーグッド・コンサルティング 代表 中小企業診断士/認定経営革新等支援機関  首藤愼一

経営改善計画策定支援、経営革新計画策定支援、各種補助金(ものづくり、創業etc)の申請支援など、製造業から小売業まで業種を問わず「中小企業の元気に貢献する」を理念に活動しています。

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